IR情報/個人投資家の皆様へB-EN-Gの歩み
B-EN-Gは、1999年4月に東洋エンジニアリング株式会社(TEC)のIT事業部が分社、独立してできた会社です注1。ここでは、TEC時代からのITサービス事業の歩みをご紹介します。
会社沿革
1.すべての製造業のご支援へ
1987年、TEC内に「産業システム事業本部」が新設され、当社のITサービス事業が始まりました。TECの主たる事業は、化学品、薬品、石油、肥料など、化学系(またはプロセス系)の製品の製造設備(プラント)の建設でしたが、新しく参入した産業システム事業の対象は、機械加工や組立加工などを行う(ディスクリート系の)工場です。この新ビジネス展開により、製造業のほぼすべての業種に対象が広がりました。
2.日本のERPビジネスのパイオニアとして
また、コンピューター化の対象は、化学プロセス制御や加工機械の数値制御といった生産設備の制御が中心でしたが、この頃にERP(経営リソース計画)という概念が生まれ、市場の需要と在庫の予測、必要な原材料や半製品の調達、生産設備の稼働状況などを考慮して適正な生産の計画、管理といった業務のシステム化が推進されるようになりました。
B-EN-Gは、日本国内ではERPという言葉がほとんど知られていなかったこの時期に、いち早くERPに着目し、ビジネスを開拓してゆきました。当社は、ERPの世界的な先駆けであり、現在も代表的なERPパッケージであるSAPに着目し、そのドイツ本社と直接コンタクトを始めたのが1989年です。いかに優れていても海外仕様のパッケージはそのまま使うことはできません。当社は、商習慣や管理方法などの違いを埋めるためのカスタマイズを行い、日本語化を進めるなど、パッケージの「日本化」を進め、市場への導入を推進してきました。そのおかげで、1993年にはSAP製品を用いて日本で初のERP導入プロジェクトを成功に導き、以来、自社製ERP「MCFrame」のリリースや、Oracle Applicationsの取り扱い開始などを通して、日本のERPビジネスのパイオニアとして活躍の場を広げています。
3.MCFrame
1996年には、中堅の製造業様をターゲットとした自社開発のERPである「MCFrame」をリリースしました。ERPパッケージの導入では、パッケージ内に事前に定義された業務フローである「ベストプラクティス」を最大限活用することで導入効果を高めることが基本とされていましたが、中堅の製造業様の中には、独自の手法に競争力の源泉があるお客様が多く、同じ方法では導入が難しいケースがありました。そこで、当社は、共通に利用できるベース機能や標準機能を「フレームワーク」として提供し、その枠組みの中で標準の「部品」を利用することで、自社仕様の部分を容易にカスタマイズできるようにしました。
MCFrameは、独自仕様の部分の構築に特徴があるため、生産、販売、物流などの業務領域を対象としています。ほぼ標準的な機能で対応できる財務会計や人事・給与といった業務領域の機能は持たず、他のシステムとの連携によりそれらの機能を実現し、システム全体を構築するというアプローチをとっています。
4.グローバル時代へ
B-EN-Gは、前身であるTECのDNAとグローバルネットワークを受け継ぎ、海外ビジネス展開のご支援に大きな特徴があります。その力を活用し、ERPの導入では、日本企業様の海外拠点へのシステム導入や、その逆に外資系企業様の日本進出のお手伝いも数多く手がけております。近年では、物流をグローバルレベルで可視化し、最適化し、管理する「グローバルSCM」のニーズが高まり、当社事業に占めるグローバル案件の割合も増加しています。
生産や販売の拠点が世界に広がると、企業内、グループ内はもとより、企業の枠や国境を越えての情報共有インフラが必要となってきます。また、スピードと高いサービス品質が重視され、対象が世界中のどこにあっても関係なく管理できる仕組みが求められます。常に変化するビジネス環境の中、B-EN-Gは、世界中の新しい技術を敏感にキャッチし、実利用の観点から正しく評価・検証し、お客様のニーズを満たすソリューションとして提供しています。たとえば、海外拠点向けの会計パッケージ「A.S.I.A.」(エイジア)事業の統合や、製造と物流の実行管理パッケージである「FlexNet」の取扱い、ICタグ(RFID)利用技術などが代表的な事例です。






















